Skyrim箱庭DIY

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Skyrimでの店の売り物とLeveled List(レベルドリスト)の関係について



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レベルに応じてNPCの装備が変わる仕組みは、すでに説明しました。LeveledItemで設定された装備を、Outfitとして着込む構造です。次に、同じLeveled List(レベルドリスト)の使い方でも、店売りされているアイテムのラインナップがレベルに応じて変化する仕組みを説明します。基本構造は装備と同じです。こちらもLeveledItemを使います。装備の説明ですでに推測がついた人は確認のため、まだいまいちピンとこないという人は理解を深めるために、読んでみてください。ツリー化されているLeveled Listの説明もします。

一応続き物ですので、Leveled Listの基本なことがわからない人は、過去記事から読んでください。

 

 RiverwoodのAlvorさんのコンテナ

Alvorさんの売っている武器リストを比較してみました。左がLV1の時、右がLV30の時です。明らかに売り物のランクが上がっています。

Alvorさんの売り物LV1とlv30比較

勿論これにもLeveled Listが絡んでいます。箱の中を確認します。

 Alvorさんの箱の中身を見る

商人なFactionの人が持っている箱について分からない人は、過去記事から先に読んでください。

 

箱をあけて一番上の階層を見る

という訳で、箱の中身を見てみます。22個のアイテムが入っていますが、すべてLVLIのタグがついています。箱の中身は全部Leveled Listということですね。紐を辿っていけば、レベル設定と個数と共に、アイテムが出てくる筈です。

ためしに一個、中をみてみましょう。一番上にあるLVLI:00000ED3にします。EditorIDを見る限り、エンチャント付きの短剣っぽそうです。

TES5EDIT-Alvorさんの箱の中

 エンチャントされたダガーのLeveled List

00000ED3を開きます。ここにアイテムが書いてある筈・・・と思えば。!?

TES5EDIT-ダガー種類別のレベルドリスト

またもやLVLIではじまるLeveled Listです。前に少し触れましたが、Leveled Listの中にLeveled Listが入っている形になっています。 今度はSteelやIronといった、ベースの短剣のLeveled Listになっているようです。エンチャント短剣のLL>短剣の種類のLLというツリー構成になっています。あらゆるエンチャント短剣が全部混ざって1個のリストになってたら、すごく見づらいでしょうし。最後にツリーの形をまとめた図を用意してありますので、今は追いかけるだけで大丈夫です。

 

エンチャントされたダガー(鉄)のLeveled List

次いきます。一番上の00089929を見ます。これもEditor IDから連想するに、エンチャントされたIronDaggerが入っていると想像できます。

TES5EDIT-エンチャントされたアイアンダガー

 そろそろウンザリしそうかもしれませんが。またLeveled Listが出てきます。今度は「Fire」や「Frost」、「Shock」といった、エンチャントの種別に分かれたLeveled Listになっています。ちなみにこの階層のLeveled Listは全部LV1からになっています。これは便宜上分けたほうが見やすい、フォルダ分けの為に使っているんだと思います(もしくは登録できる個数の上限あるのかも?)。FireもShockもStaminaダメージもSoulTrapも、全部混ぜてだーっと並んでたら、見づらいでしょうしね。

また一番上、00089908をみることにします。「Fire」属性っぽいですね。

 

エンチャントされたダガー(鉄、火属性)のLeveled List

アドレスの前のタグが「LVLI」(Leveled List)から「WEAP」(武器)になりました。ようやくゴールです。

TES5EDIT-アイアンダガー火属性

 レベル1,4,6で3種類の火属性IronDaggerがあるようです。他のLeveled Listもこんな感じで階層が作られています。全部紹介すると書くのも読むのも厳しいので、アバウトなツリーを作りました。下の図になります。

 

「Alvorの箱」の中身のツリー構成図

 Alvorさん個人というか、大体商人の箱ってこんな感じのツリー階層になっているかと。最上層に短剣、その他武器、鎧、宝石、素材等の大カテゴリのLeveled Listが有り、それぞれ細分化されていきます。今見てきたエンチャント短剣であれば、

カテゴリ別(エンチャント短剣)>素材別(鉄)>エンチャント別(火)>個別の短剣

といった分類でした。下の図で整理すれば、階層がわかると思います。自分でTES5Editでトレースした時に混乱したら、思い出してみてください。

アルヴォアさんの箱の中のツリー階層図

この例に従って分類しなくてはならない、というルールはありません。自分で変更したり、新規でLeveled Listを作る時には、カテゴリ分けをしなくても動きます。Alvorさんの例で言えば、CONT:00078C0D直下に、いきなりアイテムを配置しても大丈夫です。ただし数が多くなると、見づらくなりトラブルの元なのでご注意を。

実際にAlvorさんの箱の中身を書き換える実例もやります。

今回はこのあたりで終わります。

 

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