ニーズ無さそうなスケルトンのメモ第2弾!一応前回記事の補足のような、そうでないような。
とても便利なXPMSEですが、NifskopeでXPMSと同じようにパラメータ変更すると、結構おかしなことになる場合があります。ちょっと構造に差分があるようです。
※あくまでスケルトン本体だけの話です。導入やMCMの設定方法とかの話は無いです。Rig Mapの話とかも無いです(というか僕がわかりませんw)。特に困ってないので・・・
スケルトンの構造の違いについて
ツリー構造の違い
影響が大きいのはCMEの変更で、CMEとNPCのNodeの親子関係が逆転しています。
まずはXPMS。「CME」の下に「NPC」のNodeがあるのですが、
次XPMSE。こちらだと「NPC」の下に「CME」がくっついてます。逆になってますね。理由は・・・僕程度じゃわかりません(汗)
このCMEはほぼ全身に追加されていて、腕や足の長さ調節も可能になってます。それに伴いXPMSで首の長さを調節していたCME Head Posは廃止されています。
あとは未使用だったボーンが多数削除されていたり、特殊系のボーン(tntnとか)が色々増えてたり。この辺はさして問題無いと思います。
対応するCMEとNPCの違い
XPMSと違い、CMEの調整対象が同名のNPC Nodeになっていません。ただし腕とか武器ボーンは同名のようなのです・・・。 僕が根本的に何か勘違いしてたらマジすいません(汗)
では具体的にどういう対応になってるのか?を確認していきます。
CME Spine1のZを-10しました。胴を縦に短縮するイメージ。XPMSEとXPMSで挙動が違います。
XPMSE(中央)、胸部から下がってオパ○イの下のベルトが埋まってます。つまりCME Spine1の変更が、NPC Spine2に反映されてます。
XPMS(右)、ベルトに挟まれた腹の部分が縮んでます。CME Spine1の変更はNPC Spine 1に反映されてます。名前通りの一致。
次は、同様にCME Spine2のZを-10。
XPMSE(中央)、頭と肩が下がってます。CME Spine2の変更が、NPC R ClavicleとNPC L Clavicle、NPC Neckの3つに反映されてます。
XPMS(右)、胸部が下がってます。こちらはNPC Spine2に反映されてます。
XPMSEのCMEとNPCの関係
最初のNifskopeのSSのように、1つ下のNodeに対して変更が適用されているように見えます(でも前述のように腕とか武器は同名でOK)。
Nifskopeによる調整の場合
CMEの対応を考慮して調整するしか無いですかね。
腹の高さ調整する場合。XPMSEではCME Spineを、XPMSではCME Spine1を下げてみました。両方ともNPC Spine1が下がってます。サイズが違って見えるのは、XPMSが元々スケール調整されている為。
次は胸位置を調整する場合。XPMSEはCME Spine1、XPMSはCME Spine2を下げます。どちらもNPC Spine 2が下がりました。
首の長さ調整。XPMSではCME Head Posですが、XPMSEではCME Neckになります。XPMSEにはCME Head Pos無いです。
参考までに、XPMSにCME L ClavicleとCME R Clavicleを追加して、更にCME Head Posも合わせて下げてみました。XPMSEでCME Spine2を下げた時と同じになってますね。
ECE環境下でのスライダ調整の場合
上記のようにボーンに対応するCMEが変わっているので、このままだと一部のスライダが動きません。humanraces_slider.ini等のiniファイルの修正が必要になります。XPMSEに同梱されてる物で上書きすればOKです。このiniファイルの変更をしない場合、ウェストと首の長さの調整スライダが消滅します。CMEがモロに変わってる所です。
以下、humanraces_slider.iniのウェストスライダ調整の項目を比べてみます。
ECE1.4(XPMS)
$CME_WaistScale, 914, 202, CME Spine1, 0.2, +CME Spine1, -x, 0, 15, 8.7487, CME Spine2, (1 / x), +CME Spine2, (-x / (x + 1)), 0, -15, 2
CME Spine1とCMESpine2のスケール変更と、それに伴う座標の補正。
XPMSE3.12
$CME_WaistScale, 914, 202, CME Spine [Spn0], 0.2, +CME Spine [Spn0], -x, 0, 15, 8.7487, CME Spine1 [Spn1], (1 / x), +CME Spine1 [Spn1], (-x / (x + 1)), 0, -15, 2
オリジナルと比べると、CME Spine2がCME Spine1に、CMESpine1がCMESpineに、それぞれ変更されてます。さっき試した通りの変更ですね。
XPMSE3.77
$Waist, 914, 202, CME Spine [Spn0], 0.2, CME Spine1 [Spn1], (1 / x)
最新バージョンではスケールのみの調整で、座標の補正式が無くなってます。各スケルトンのスライダが充実してるので、お好みで修正してね的な感じですかね?
(おまけ)ECE環境でXPMSEを最小限で使いたい場合
XPMSEの独自機能やスクリプト等が不要な場合。以下のファイルだけコピーしておけばOKだと思います。”多分”なので自己責任にて。
スケルトン本体
skeleton.nif(1stperson用も)
skeleton_female.nif
skeletonbeast.nif
skeletonbeast_female.nif
Rig Map
skeleton.hkx
skeleton_female.hkx
ECE用スライダini
xxraces_slider.ini
translationsファイル
CharacterMakingExtender_english.txt
xpmse_english.txt
※英語環境での例。フォルダ内全部コピーしても問題無いです。無くてもスライダの名称の前に「$」が付くだけで、判読は可能だと思います。
こんなところで差分メモ終了!