読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Skyrim箱庭DIY

MODによる固有の環境不具合は自分で直して快適ゲーム。CTDにさようなら。Do It Yourself!!

【Skyrim SE】CS版におけるMODの基本構造(PS4 /Xbox One)



スポンサーリンク

そもそもMODってどういう構造してるの?という、一番最初の話です。使う側としても基本構造を押さえておくことで、何かとトラブル軽減に役立ちます。

PC版用は基礎講座シリーズをブログ開設時に用意しましたが、コンソール機版(以下CS)用に簡略化した内容で改めて作りました(色々使い回してますがw)。

CS版は、ユーザが環境を直接メンテナンスする手段が無いです。その為この記事では、具体的なファイルやIDの話、MOD作成時の注意等の内容を省いてます。

PC版ユーザでも全くの初心者であれば、概要把握位には役立つと思います。ただし競合対策等の管理には全くの不十分です。基礎講座カテゴリ(全15章+TES5Editの使い方3記事)がありますので、そちらをどうぞ。

 

使えるMODのタイプ等は、別記事にて。

MODの基本構成

大きく分けると、

  • プラグイン(場合によってはマスターファイル)
  • 外部アセット

この2つで構成されています。ただしPS4は外部アセットが使えない為、プラグインのみです。

 

 

プラグインとは?

Skyrimのゲームデータは、全てが一冊の台帳で管理されてるイメージです。あらゆるアイテムの性能、全NPCのステータスや居場所、何の木が何処に植わってるとか、全土に隠されたスイートロールの在り処まで、世界の全てがリスト化された、巨大なデータベースがあるのです。

MODの構造の基本は、

台帳にプラグインという名の付箋紙を貼り付けて、元のデータを書換える

ことにあります。上書きパッチとも言えます。

 

Skyrimの"台帳"の中身

台帳にある武器のページを覗くと、大体こんなイメージです。

マスターファイルのイメージ

 

武器の名前やパラメータ等、いかにも"台帳"な内容が書いてあります。数字と名前だけではゲームにならないので、グラフィックや音に関するファイル(アセット)も指定されてます。

マスターファイルのパラメータ

 

プラグインで台帳を上書き(理想形)

鉄のダガーの攻撃力をチート改造するMODがあるとします。イメージとしては、プラグイン(付箋紙)を使って攻撃力だけを書換えてしまう感じです。

プラグインによる上書きイメージ

付箋紙なので便利なことに、剥がせば(MODをアンインストールすれば)攻撃力は元に戻ります

 

プラグインで台帳を上書き(実際)

実際はちょっと違っていて、残念ながら1項目だけの書き換えができません1ページ単位で付箋紙を貼る必要があります。付箋というにはちょっとデカいですが・・・

プラグインによる上書き

なので実際のMODであれば、1ページまるまる書き換えられています。攻撃力以外は元の台帳の設定がそのまま写されてます。英語圏で作成されたMODの場合、そのまま写した設定に文字列が含まれていると英語化します

※詳細は別途(次回)にしますが、これこそが競合問題を引き起こす最大の原因です。

hint:鉄のダガーの重量を0.2 に変更するだけのMODがあれば、そのMODの付箋紙に書かれている攻撃力は"20"の筈です。これを併用したら・・・どうなるでしょう?

 

 

プラグインで台帳に新武器を追加

既存のページを書き換えるだけでなく、新しいページを追加することも可能です。

プラグインに項目新設

この方法だと既存の鉄のダガーは残しておき、別の武器として「チート版鉄のダガー」を使えます。

 

 

外部アセットとは?

プラグインという付箋紙で改変できる「台帳」は、その名の通り帳簿にすぎません。極端に言えば・・・字が書いてあるだけです。いくら帳簿管理を頑張っても、動かす現物が無いことには何も始まりません。つまりアセットとは、「台帳で管理されてる物品の現物」です。

具体的には、

  • 装備のグラフィックを構成するファイル(メッシュ、テクスチャ)
  • 武器を使った際の効果音
  • 新規クエストに必要なスクリプト

等があり、どう使うかは台帳に書かれています(勿論"付箋紙"で変更されてることもあります)。既存のアセットに対し、MODとして新規作成された物を外部アセットと呼びます。

PS4では外部アセットが使用できない為、これら新たな「物品」を用意することができません。つまり、台帳の上での改変(プラグインによる変更)しかできないということです。既存のアセットの流用は可能です(新規追加したチート版鉄のダガーみたいに)。

 

Skyrimのアセット

例として、装備とNPCの顔のグラフィックを見ることにします。

カテゴリ別に小分けされていて、台帳で指定された場所に保管されています。プラグインから呼び出されたら、この小部屋から持ち出すイメージですかね。

サイズの都合で端折ってますが、「防具置き場」には手甲や具足もあります。ちなみに帯鉄の盾は防具置き場にあるのですが、黒檀の盾は「武器置き場」に収納されてます。

「生首置き場」は、各NPC固有の顔データです(全員持ってます)。

アセットのイメージ

外部アセットで既存アセットを上書き

黒檀の鎧のグラフィックを外部アセットで変更すると、こんなイメージになります。プラグインの付箋紙と同じノリで、それぞれ別のファイルに差し替えられます。

外部アセットによる差替え

プラグイン同様、元のファイルは付箋紙の下に残ってますので、MODをアンインストールすれば元に戻ります

 

SSのMOD(PC版32bit)

Reshaped Ebony Armor(Nesusan氏)

 

外部アセットを新規追加

既存アセットの変更だけでなく、完全新規の外部アセットを使うこともできます。

外部アセットを新規追加

 

SSのMOD(PC版32bit)

Sword and Shield of Roto(Gimora氏)

Shoei Comes - Standalone Follower(StandAlone01氏)

 

台帳で指定されたアセットの保管場所と、実際のアセットの保管場所に食い違いが生じると、正しくアセットを使えないのでトラブルになります。グラフィックが表示されない、テクスチャがド紫、最悪ゲームがクラッシュする等。

 

 

MODの梱包形態 のイメージ

MOD毎に外部アセットが1つに袋詰めされて、そこにプラグインが付いてくるイメージです(PS4の場合はプラグインだけ)。プラグインには"配送伝票"的な物も付いてくるので、外部アセットのみ必要なMODでもプラグインが必要になります

 

MODの梱包イメージ

さっきの黒檀の鎧の例だと、グラフィックのファイルを差替えているだけなので、プラグインによる台帳変更は不要です。けれども正しく「防具置き場」の「黒檀」の部屋に届ける為に、配送伝票としてのプラグインが必要になります。

※PC版はプラグイン無しのMODもあります(ルーズファイル方式)

 

こんな所で、今回はおしまいです。

続き(後編)はこちら