装備MODを色々増やしていくと、必ず遭遇する問題があります。『装備スロットが被る』です。鎧や手甲、アミュレットといった決まった物なら平気ですが、バッグとかポーチ、マフラーやちょっとした小物類だと、スロットが被って、どちらか諦めるしかなくなります。それでも両方使いたい!と思ったら、自分で装備スロットを変更するしかありません。
まずは装備スロットの概念について説明します。その後で実作業も説明します。1stepづつの手順説明は今回もありませんのでご了承ください。
とりあえず理屈はいいから実例だけ見せて、という人はこちらをどうぞ。
Fallout4用はこちら
Skyrimの装備スロット(ベース)
バニラ装備で規定されているスロットです。スロット番号と装備部位を記してあります。実際にはもっと多いのですが、明確に規定されている物だけ、まず説明します。
※バニラ装備で規定されている、と書いているにも関わらず、以下のリストでは「バニラでは未使用」と記述している箇所があります。これは装備スロットとしては未使用だけれどもアーマーアドオンでは使用しているスロットです。ArmorAddon(AA)については後述します。
30:head
頭のメッシュそのものを交換するスロット。SteelPlateやEbonyのようなフルフェイス系。
31:hair
髪の毛のスロット。帽子系で使われます。髪の毛ごと置き換えるので、装備に髪のメッシュが無い場合は禿げます。
32:body
胴のスロット。鎧や服など、胴装備として認識されるものはここ。裸の胴も扱いは装備と同じです。スケルトンである「中の人」が、スロット32に「着ぐるみ」を着こんでいます。
33:hands
手のスロット。手甲とかグローブとか、手装備のスロット。
34:forearms
上腕のスロット。バニラでは装備としては未使用。
35:amulet
アミュレットのスロット。
36:ring
指輪のスロット。
37:feet
足のスロット。具足や靴といった足装備のスロット。
38:calves
脛のスロット。バニラでは装備としては未使用。
39:shield
盾のスロット。
40:tail
獣人種族の尻尾のスロット。バニラでは装備としては未使用。
41:longhair
髪のエクステンション的なスロット(?)バニラでは使ってないと思います。MODだと髪と干渉しづらい小さな帽子とか、頭のアクセサリなんかで使われることがあります。
42:circlet
サークレットのスロット。メッシュの置換えが無いので前髪次第では埋まったり貫通したりします。
43:ears
耳のスロット。バニラでは装備としては未使用(だと思います)。(MODイヤリングでもあまり使われてない気が。ArmorAdonで消されやすいからでしょうか)
Skyrimの装備スロット(フリー)
一応区分けはされているものの、原則フリースロットなので、どう使っても支障が無いです。そのため必ずしも一致していないMODも多いです。(例えばイヤリングが57:shoulderに設定されてる、とか)
44:face/mouth
45:neck
46:chest(primary)
47:back
48:misc
49:pelvis(primary)
52:pelvis(secondary)
53:leg(primary)
54:leg(secondary)
55:face alternate or jewelry
56:chest(secondary)
57:shoulder
58:arm(secondary)
59:arm(primary)
60:misc
結構たくさんあります。しかしMODの数も半端ないので、被る時は被ります。つまりこのスロットを変更してやれば装備の共存が出来る!?・・・
というわけではありません。これだけではダメなんです。
ですが、この装備スロットを知らないと何も始まりませんので、とりあえずは「こういう種類のスロットがあって、それを埋めることでアイテムが装備されるんだ!」ということを覚えておいてください。
次回に続きます。
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