PCEA2の記事ではありません。確認してませんが、構造的にPCEA2環境では問題無く動くと思います。PCEA2だけの環境でこの改造すると確実に案山子になりますので注意してください。
PCEAの記事では実例をやっていなかったので、簡単な実例をやります。PCEAは性質上、細かい競合から大きな競合まで、結構多くのMODが競合しますが(美化MODとかほとんど全部Tint情報消えてるかも。それともnif出力のときだけ使うんでしょうかこれ)、見た目で一発で違いが分かる「Xvision Children 」を例にします。(先に白状しておきます、自分普段はTK Children使ってます。ほんのりジャガイモ感が残っているのがお気に入りなんです)
PCEAの記事はこちら。
PCEAとの競合状態をチェック
Xvision Childrenは、esmでrace情報をさわっているので、ロードオーダーをPCEAと変えることができません。 仮にesm化してロードオーダー変えたとしても、子供の適用アニメーションが追加種族と同じになるので、根本的な解決にはならないです。とりあえずTES5Editで開いてみます。幅の都合上ちょっと画像でかいです。フォント潰れなければもっとちっちゃくするんですが。。。いい方法教えてください。
DLCロードしている状態で、NoDLCのPCEA使っちゃってますが、特に関係無いのでこれで進めます。見事に真っ赤です。Xvision Childrenの赤字表記になっている所は、一度エントリを書き換えたにも関わらず、再度誰かが書き換えたぞ、という上書き競合の状態を示してます。
全部表示すると大変なので一部だけのSSですが、Skin(ここにメッシュが紐付け)やスケルトン、HeadData(リンクを辿っていくとモーフも変更されてる)とか、それらが全部PCEAでupdate.esm相当の値に書き戻されています。そりゃもう超問題競合です。この状態でSkyrimを起動してみると、下のSSになります。
※余談ですが「スケルトン」もRaceに入っている、というのは大事なことです。自分で種族毎にスケルトン設定できるということです。オークは上半身でっかくして、ブレトン女性はちょっと小柄にしてみちゃうとか。種族毎にいじれるってことです。
知らずに見たらこれで納得しちゃいそうではありますが。まあでも本来のスケルトンとは大分変わっちゃってます。頭も違いますし、何よりモーフが合ってないからか、喋っても口が固定したお面モードです。
Xvision Childrenの競合箇所を潰していく
あまり手取り足取り的な解説はしないです。トレースするだけでOK的なのは、基礎編の記事書いたりしてるこのブログの趣旨にも合いませんので。悪しからずご了承ください。
本来は互換パッチを作ったほうがいいのですが、今回はPCEAのespに直接書き込みました。NordRaceChildを例にします。他の子供種族に対しても同じことすればOKだと思います(普段使ってないので、確認取ったのがこれだけなんです)。
PCEAのNordRaceChildの項目は、behaviorが「.hkt」になってさえいれば、PCEAにとっては残りはどうでもいい項目です。ということで、Xvision Children.esm内の、NordRaceChidの中のbehavior以外の項目を、全部PCEAに上書きコピーします。.hktまでコピーするとPCEAの意味が無くなってしまいますので注意してください。
終わるとこんな感じになります。
PCEAの各項目が、behaviorのところの「defaultmale.hkt」と「defaultfemale.hkt」だけ残して、Xvision Childrenと同じになっています。あくまでNordRaceChildだけです。
見えなくなってますが、Xvision Childrenのbehaviorの項目は、アニメーションに関しては触っていないMODなので、それぞれ.hkxのままです。この作業で、Xvision Children.esmの各項目の値は維持しつつ、アニメーションだけPCEAに合わせるという、都合のいいespになりました。こういった「都合のいい」espを作る作業が、互換パッチ作成です。今回はパッチではなく直接書いちゃいましたが。
この状態でSkyrimを起動すると、以下のSSのようになります。
都合のいい、いいとこ取りの競合潰しによって、両立することができました。
ちょっと機嫌悪そうですが、ちゃんと口も動いてます。
おしまい
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