Skyrim箱庭DIY

MODによる固有の環境不具合は自分で直して快適ゲーム。CTDにさようなら。Do It Yourself!!

SkyrimでよくあるCTDの原因まとめ(ロード時に確定CTD)



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タイトル画面での確定CTDを突破しても、次はゲームに入る前のトラブルとして、セーブデータをロードするときに必ずCTD、つまり確定CTDしてしまうことがあります。殆どの場合はMODの出し入れが原因です。何もしていないのにロード時に「確定」CTDになることはまずありません。

起こりうる状況や未然に防ぐ手段、おきてしまった時の対処等を考えてみます。

 セーブしたセルが「ゲーム内で確定CTD」状態になった場合

MODの出し入れによって確定CTD状況を作ってしまった場合がほとんどだと思います。詳細は別記事にて。

 

この場合は、正常だった時の環境に戻すことで回復するはずです。何が怪しいとかの先入観は捨てて、まずは動いてた時の状態に戻します。何が怪しいかを考えるのは情報収集をした後です。別記事で書いてますが、「思い込み」や「短絡思考」で初動を開始してしまうと、原因特定が困難になります。最悪の場合、元の環境に戻してもCTDする可能性もあるわけですから。

元の環境に戻してCTDが解消したら、そこから1つづつ変更を加える(MODや改造データを1個づつ入れていく)ことで、問題の起こる状況を再現します。そして「組合せ」による競合問題なり、トラブルを引き起こすトリガなりを特定するのが良いかと。自分で改造したメッシュファイル1個入れてCTDした!とかであれば、問答無用でそれに問題ありそうですが。

 

一気に出し入れをしすぎて戻し方を忘れた場合

 大量のMODを一気に導入したとか、それとあわせてMODを抜いたとか、変更が多すぎて戻せなくなった場合の対処です。こういうことにならないように1個づつ変更していくのが本来は好ましいです

Wrye Bashを使って戻してみます。MOやその他に同じような機能あれば読み替えてください。MO使ったことが無いので・・・時代遅れですね。

※あくまで戻し方の例です。この例のロードオーダーでCTDしたり戻ったりする訳ではありません

 

Wrye Bashでセーブデータを確認

環境を合わせたいセーブデータを見ます。左窓はピンクで、何かアンインストールされたプラグインが存在することを示してます。右窓は青とオレンジ、ロードオーダーの不一致です。ここのCurrent LOがへんなズレ方する原因は分かりません、すいません。

WryeBashでセーブデータを見る

 

右窓をスクロールしていくと、UFOがピンクになってチェックが外れてます。セーブデータではUFO使ってるのに今はアンインストールされてるぞ、ってことです。

UFOのアンインストールを確認

 

アンインストールされたMODを戻す

UFOをインストールしました。左窓はピンクからオレンジに。アンインストールされてたプラグインはUFOだけだったようです。右窓は、さっきオレンジだったところが青になりました。

UFOを再インストール

 

スクロールしていくと、またオレンジ発見。UFOのロードオーダー直すの忘れてました。

UFOのロードオーダーを元に戻す

 

追加でインストールしたMODをアンインストールする

UFOのロードオーダーを直したら緑になりました。しかしこれでOKではありません。セーブデータにあるプラグインの並び順は正しいのですが、セーブデータには無かった新規のプラグインが存在していることを示しています。

ロードオーダーOKでも追加プラグインが存在する状況

 

何が増えてるのか調べます。「Diff Masters」を使います。

DiffMastersで追加プラグイン捜索

 

差分が表示されます。CoTを追加していたようです。元に戻すことが目的なので、これをアンインストールします。

追加プラグイン発見

 

ちなみにCoTはBSAファイルを使っているので、アンインストールせずプラグインを切るだけでもOKです。「Load Masters」を使ってみます。

LoadMastersでアクティブの整合を取る

 

セーブデータに合わせてCoTのesmがOffになります。左窓は赤紫に(色が微妙なので表現のニュアンスで察してください)。プラグインとロードオーダー、現在の環境とセーブファイルが完全に一致していることを示します。これで元に戻りました。

環境とセーブデータの完全一致

この状態から1つづつ試して、CTDを特定すればOKです。「ゲーム内で確定CTD」の記事も参考にしてみてください。

 ※BSAの場合はesm、espプラグインのチェックを外してOffにするだけでいいですが、ルーズファイルを使っている場合は残骸が何するか分からないので必ずアンインストールしてください。でないと正確には元にもどりません。

関連記事はこちら

 

FNISの初回ロードCTDを勘違いしてる場合

NPCの多い所でセーブしたファイルが、ロード時にCTDしまくる現象です。NPCの数によって「高確率CTD」にはなるものの、「確定CTD」ではありません。あくまで初回ロード限定なので、他に読めるセーブデータをロードした後で、該当セーブデータをロードしなおすことで解決します。それでもCTDする場合は別問題になります。

 

セーブファイルが破損した場合

出し入れする前のデータなのであまり無いとは思いますが、セーブデータが破損していたらどうにもなりません。おなじ環境で使ってた古いセーブデータが読める場合で、上記のFNIS初回ロードにもあてはまらなければ、ダメかもです。試しにクリーナーとか使ってみるのも手ですが、怪しいセーブデータで続行するより、少し前のセーブデータ使った方が後々面倒が無いと思います。

 

TESV.exeがメモリを使い切ってしまっている場合

ENBを導入してない、またはENB入れてるけどENBoostを切ってる場合、大量のメモリを食うMODを導入した後(主にリテクスチャ)、街のような広く高密度のセルでセーブした場合、ロード時確定CTD起こす場合があります。

TESV.exeが4GB空間を使い切ったことによる確定CTDで、テクスチャの最適化をする等でメモリを空ければ改善します。テクスチャはVRAMに送られますけど、送り主のTESV.exeも掴んでいる以上、メインメモリも圧迫してます。

ENBoostを使うことで劇的に改善できるので、こちらがお勧め。

 

uGridsを変更した場合

画質向上の為に広げたuGridsを後から小さくした場合、そのままロードすると確定CTDになります。多分「活性化」したセルを無視することになる為?

nVIDIAのサイトに手順が載ってますので、これに従ってuGridsを縮めてください。

Skyrim Tweaks - NVIDIA | NVIDIA

 

このサイトではバニラの例なのでuGrids拡大による負荷は対して発生してないですが、MOD環境の場合は劇的に負荷が増える場合があります。 したがってuGridsを広げたことによりメモリを使い切る可能性があり、それによる確定CTDも有り得ます。

 別記事でuGridsの拡張とメモリ使用量の比較してます。

 

ロード時確定CTDを防ぐための予防策

他のCTDと違い、ロード時確定CTDは高確率で潰せます。個人的に一番いいと思う方法は、Haven Bagを使うことです。理由は、

  • 完全な隔離セルなのでMODによる変更の影響を受けにくい
  • 確定CTDが起きたとしても、自キャラもしくはHaven Bag内で使っているオブジェクトに原因が限定される
  • NPC0なのでFNIS初回ロードCTD問題の影響を受けない

といったところです。同じような別セルMODでもOKだと思います。Haven Bagから出た途端にCTDという可能性もありますが、とりあえずロードできることはかなり有益ですので。バッグ内でクリーンセーブ作ってみる手もありますし。

不慮の破損を疑わないように、MODの出し入れをする前は、セーブデータを複数作っておくのも良いかもしれません。複数揃って破損ということは無いでしょうから、低確率ながら疑いを1つ消すことは可能です。

 

こんなところで終わります。対処と予防でした。

 

下に関連記事がありますので合わせてどうぞ。