Skyrim箱庭DIY

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(初心者におすすめ6)ロードオーダーとルーズファイルの関係



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前の記事でロードオーダーとbsaの関係について書きました。今回はロードオーダーとルーズファイルってどういう関係があるの?という話です。

復習ですが、ルーズファイルとは、HDD(ハードディスク)上にインストールされている「現物」データです。bsaを使用しない場合は、こちらを使うことになります。

 前回の記事はこちら。

 

ルーズファイルにテクスチャが存在する場合

今回はHDD上に、ルーズファイルとして「SteelArmor」のテクスチャが書き込まれている状態を考えます。テクスチャデータのみでespプラグインは無いものとします。実際のフォルダは下記になります。

Skyrim\Data\Textures\Armor\Steel

フォルダ構成を知りたい人は、別記事を参照してください。

 

skyrim.esmだけの場合

ルーズファイルにテクスチャデータが書き込まれていて、プラグインはSkyrim.esm1つのみの状態です。このときのSkyrim.bsaの状態は、以下のようになります。

skyrim.bsaとルーズファイルプラグインはskyrim.esm1つだけにもかかわらず、ルーズファイルの「SteelArmor」のテクスチャが、Skyrim.bsaのテクスチャを上書きしています。

 

Test.espを導入した場合

test.espとルーズファイル

次にTest.espを導入した場合です。ロードオーダーは

0・・・Skyrim.esm

1・・・Test.esp

の2つです。

この場合もTest.bsaのテクスチャをルーズファイルのテクスチャが上書きしています。

 

Steel.bsaを導入した場合

steel.bsaとルーズファイル

 

さらにSteel.bsaも導入してみます。ロードオーダーは

0・・・Skyrim.esm

1・・・Test.esp

 2・・・steel.esp

3つのプラグインがあります。

やはりこの場合も、ルーズファイルがSteel.bsaのテクスチャを上書きしています。

 

ルーズファイルとして置かれたデータは最優先になる

 ルーズファイルとして置かれたデータは、ロードオーダーに関係なく最優先になります。bsa内のデータが、ルーズファイルを上書きすることは絶対にありません。

 

ルーズファイルを使うメリット

espプラグインを使わないで済む場合がある

リモデルやリテクスチャといった、データの置き換えのみであればespプラグインを使わずに済みます。上での例のように、ルーズファイルとしてデータそのものをHDDに書き込んでおけば済みます。反面、bsaを使う場合にはespプラグインが必要になります。

導入数の上限が255個と有限である為。(自分もマージしないと400超え位になってるかも)

 

データへのアクセス、管理がしやすい

直接触りたい場合、bsaだと解凍する必要があります。また競合を確認する際、bsaだとどのデータが実際に使われているかひと目では確認しずらいですが、ルーズファイルなら一目瞭然です。

ルーズファイルを使うデメリット

プラグインを切るだけではデータは残ったまま

bsaのデータは、対応するesm、espプラグインをoffにすれば、自動的に無効になります。しかし上記の例のように、ルーズファイルとして書き込まれたデータはesp,esmプラグインをoffにしても消えません

 

予期せぬ残骸が残って不具合の原因になる

 NMM等のMODマネージャでアンインストールした際、稀にゴミを残すことが有ります。他にも手動で入れたデータの消し忘れ等が蓄積されると、bsaのデータを不当に阻害して、不具合の原因に繋がります。

 

まとめ

  •  ルーズファイルとしてHDDに書き込まれたデータは、ロードオーダーに関係なく最優先になる。
  • データのリプレイスだけなら、ルーズファイルであればespプラグインを使わずに済む。
  • 最優先故に、不要のデータを残してしまうと不具合に繋がりやすい。
  • esm,espプラグインをMODマネージャでoffにしても、ルーズファイルのデータは残ったままになる。

 

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